久しぶりにスタバに行ったら隣席で、英語の個人レッスンをやっていた。

女性二人。
20代前後の生徒の方がより米国っぽい語調で話す。教師の方は年上で英文の解釈を説明している。日本語と英語を混ぜこぜにして語りあっているので嫌でも目立って耳に入ってきてしまう。どういう契約関係になっているかは知らないが、生徒はがっつり質問して、教師の方もできる限りの知識と経験を総動員して教えている。

 

昔、英会話学校に私も行ったことはあるが、特に英語ネィティブの教師たちの質は悪かった。もともと英語教授法を学んだものなどいなくて、こんな楽な仕事で日銭をかせげる、学校側の管理も甘い、本国では考えられない。ラッキー! という彼らの心の声が聞こえてきそうだった。

この日本人の教師は、あの頃のやる気のない英語ネィティブなんかとは雲泥の差だ。今日日、英語ネィティブとコミュニケーションをとるのはネットで知り合えば無料でできる。ネィティブであること以外に何も持ってない連中が教師を名乗る英会話学校の生徒は、早くそれに気づけばいいのに。

 

それで、ふと英語に関して何か語りたくなった。で、今回は、私が考える日本人の英会話における最大の弱点は何か?というのをテーマにしたい。日本人はシャイだからとか、何とかいろいろ理由を言う人がいるとは思うが、これはあくまで私の説である。私は別に英語教師でもないし、最終学歴は今のところ高卒である。そんな程度だと思って聞いてほしいのだが……

 

では結論から、日本人の英会話能力を阻む最大のものは、Phonicsだと思う。問題は「子音」なのだ。子音を単独で聞き分けられることと、発音し分けられること。

 

Phonicsとは、A,B,Cと表記された文字のそれぞれの音を指している。A,B,Cの発音とは「エー、ビー、シー」では決してない。「エー、ビー、シー」は文字の名前だ。私が言っているのは発音記号として表記されている例のあの音である。日本語の場合、ひらがな、あ、い、う、え、お、は文字の「名前」と「発音」を兼ねている(実は全部ではないが)。そのせいか子音を聞き分けるとか発音し分けられるという重要性が、あまり認識されていない気がする。

 

日本人が英語が苦手なのはタカナ英語を使うからだなどと、日本語を話すようになった欧米人がしたり顔で言っていたりする。だが、それは、まったくの的外れな話である。「君らが日本語を勉強するのにカタカナ英語が煩わしいだけだろ?」とツッコミたくなるのであるが、カタカナ英語は二次的なものであって本質ではない。では本質とは何か?

ようするに多くの日本人にとって、「
ka,ki,ku,ke,ko」は「か、き、く、け、こ」であって、これが最小単位である点が問題なのだ。子音と母音が分かち難くくっついていて一つの音として認識されているし、聞き分けられないし発音できない(人が多い)。

 

黒板にkという文字を書かれて「これを発音してください」と言われても「え、何のこと?」って戸惑う人、多くないだろうか。そして発音したしても「か(Ka)」と言ってしまう人が多いんじゃないだろうか? 「ka」の「a」を消して完全に「kの音」だけが出てくる人案外少ないような気がする。

 

この領域の才能というのは音楽の聴音の才能とか音程やリズムをきちんとキープして歌える才能と関係が深いと思う。思うに、英会話、もしくは他の言語を話す能力というのは、多分に音楽やスポーツの才能とかぶる部分がある。日常会話では頭の中で文を作っている余裕はあまりない。条件反射に近い。どちらかと言うと英会話の能力向上は勉強というよりかはトレーニングだろう。

 

とはいえ、前述の若い女性の発音なんかを聞いていると(彼女の能力が高いだけか)かなり日本の英語教育は改善されているのかな?という感じもする。どうだろう?今はグローバル化とか、言われているから変わってきたのかな?

 

これが私の考える日本人の英会話の最大の弱点です。もし「それは違うぞ!」とか思う人がいたらぜひコメントでも書いてみて下さい。共感コメントも、もちろん歓迎。


*下は、英語フォニックス関連本